世界的に人気ゲーム「Witcher」の会社が抱えたトラブル

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私自身は子供のころからゲームと縁遠く、何気に過去モバイルゲーム制作会社に勤めていたにも関わらず(スタッフ職だった)全くこの畑の事は疎いです。故に、ポーランドから世界的に人気のあるゲームタイトルが出ているという事を知りませんでした。

その名も「Witcher(wiedźmin)」。ポーランドのゲーム会社であるCD Projekthttps://www.cdprojekt.com/en/)によって2007年にリリースされ、その後もシリーズ作が次々と発表されている人気タイトルです。

本ゲームは、ポーランドのファンタジー作家アンドレイ・サプコフスキ氏による「魔法剣士ゲラルト」(wikiの解説はこちら)を原作に製作されており、ゲーム製作開始当初、サプコフスキ氏はCD Project社に対して正当な契約を締結し著作物利用権を認めたそうです。

製作当時はスタートアップ企業で、弱小会社だったCD Project社ですが、その後この「Witcher」シリーズは世界的に大ヒット!シリーズの売上累計は   に。ゲームの人気に伴い、原作となる「魔法剣士ゲラルト」の書籍も世界的に有名になり、サプコフスキ氏は一躍世界的な作家になりました。

と、ここまで見ると、お互いWin-Winの関係では?と思えてくるのですが…

この原作者であるサプコフスキ氏が、ゲーム製作会社であるCD Project社に対して、これまでのゲームの売上に対して正当な報酬を支払ってもらっていない、として6000万zl(約18億円)の支払いを請求する通達をしたという事件(?)が雑誌に掲載されていました。

https://www.wprost.pl/literatura/10158040/sapkowski-zada-60-mln-zl-od-cd-projekt-od-internautow-dostal-zaliczke-z-memow.html

サプコフスキ氏側弁護人の主張は

アート著作権及び関連する権利に関する法律の44条に基づき、作成者に与えられた報酬が著作物の利用により達成される利益と比較して低すぎる場合にも適用されます。重要なのは、この不均衡は報酬が最低2倍になったときに発生すると考えられます。それらは、「著作権および関連する権利」と題された出版物を指します。それらを正当に評価し、再計算した結果、6000万zl(約18億円)の報酬を受け取る権利がサプコフスキ氏にはあります。

とその法的根拠に基づき、正当な権利履行であることを主張。

対するCD Project社は

原則的に請求された金額について根拠がない。同社はAndrzej Sapkowski氏の作品に対する権利を有効に取得しており、契約書で合意された報酬を支払われている。

と真っ向から対立姿勢。

2018年10月19日までに請求した報酬が支払われない場合、法的処置もいとわないとの姿勢を崩していないサプコフスキ氏。CD Project社の動きに注目が集まっています。

我が家のポーランド人も驚いていたのですが、まさかポーランドから世界的に人気のあるゲームが出ていることにも驚きましたし、争われている著作権利用金額の大きさにも更に驚かされました。そんな会社がポーランドにあったのね…と(失礼ですが)。
ゲームと言えば日本のお家芸だと思い込んでいた私は井の中の蛙だったようです。

しかしいくら世界的人気を得て収益のあるゲームを抱えている会社とはいえ、いきなり18億円もの資金を準備できるのでしょうか。それとも、その他に問題を解決する方法を見つけるのか?和解への協議は進んでいるのか?等々、ゲームの素人ながら野次馬根性で気になっているのでした。

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