頭熱足寒のポーランド

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「頭寒足熱」という言葉、皆さんは耳にしたことがありますか?

東洋医学の考え方で、足元を温めて熱を逃さないようにし、体の上部は熱がこもらないようにすると健康に良い、という教えです。

この考え方はかなり日常生活に染み込んでいると思います。特に底冷えする家に住んでいる、当然セントラルヒーティングなどない典型的な寒い家に住む日本人家庭(うちの実家のことですが)では。

子供の頃から、寒い時期が来れば必ず靴下を履くように、足りなければ毛糸の靴下を履きなさい、と教え込まれていましたし、スカートを履くのであればタイツに毛糸のパンツを!とも言われていました。酷い時は、家が寒かったらスキーウェアを着ろ、とまで言われたことも(笑)。どんだけですか、この寒さ。

「風邪は足元からひく」というのが、私がずっと信じていた「常識」でした。

そんな家庭で育ったため、女子高生等が真冬にタイツもなしにミニスカートの制服を着ているのを見ると「ああ、もう、健康に悪いよ!お腹冷やすよ!」とジリジリしたものです(笑)。私自身は私服校だったので、真冬にスカートをはかないといけない経験がないため、本当になんでわざわざ真冬にあんな寒い格好をするのか、未だに全く理解できません!

また、近年(私の周囲では)話題になっている「冷え取り靴下」という、絹と綿の靴下を交互に何重にもして履く健康法も、この頭寒足熱の考えに即したものですね。セントラルヒーティングが普及しているポーランドでは、ともすれば真冬でも裸足で家の中で過ごせるほどなので、「冷え取り靴下」は流行りそうにもないと思いますが。

頭熱足寒のポーランド

さて、ここポーランドでは日本とは真逆で「頭熱足寒」の考え方ではないかと感じています。

特に外に出かける時、冬の時期はほぼ全員が毛糸の帽子を被って出掛けています。日本では、冬が厳しい地域は例外ですが、冬に帽子を被っている人が極端に少ないと思います。

これは冬の時期にポーランドから一時帰国すると驚くことのひとつなのですが、街を歩いていると、子供や赤ちゃんも帽子を被らずにいる子が多いのがとても目に付くのです。大人でも半数くらいでしょうか。

ポーランドと同じくらい寒い私の実家の方でも、ポーランドに比べれば圧倒的について毛糸の帽子着用率は低く感じました。真冬の東京へ帰国したこともありますが、ほとんどの人が帽子を着用していないことに驚くとともに、毛糸の帽子を被っていると逆にうっすら暑く感じるほど…!日本ではそこまで頭の寒さに気を使わなくても生き残れる、と気づいたのでした。

これがポーランドだったら「寒いのに毛糸の帽子を被らずに外に出かける?一発で風邪引くよ?!頭を冷やすと体に良くない!」と言われ、速攻で毛糸の帽子を被らされることでしょう。

帽子なしで外出するなんて、冬を何だと思っているんだ?!と本気で怒られます(実体験)。頭から体温が逃げていき、そこから風邪をひく、というのが我が家のポーランド人が言う理屈。そして、やっぱり言われた通り、帽子を被らずに出かけると寒さで頭がクラクラするのです。寒さの質が違うのでしょうか?

ところが、足元については結構無頓着なポーランド。室内はセントラルヒーティングで暖かいため、真冬でも家の中で裸足でいる事も多いですし、外出する時にズボンの下にヒートテックの様な股引スパッツを着用する人も少ないように思います。(少なくともその手のアンダーウェアの需要がウィンタースポーツ用品に限られている気がします)

家で足元を温めるような恰好をしていなくても、未だに怒られたことは一度もありません。というか、足元は気にならないようです…。

特に若い女の子によく見かけるのですが、くるぶし丈のスパッツを履くだけで、足首の周囲を防寒するわけでもなく、スニーカーを履いて歩いている人の多いこと!足首を寒さにさらして大丈夫なのか?そこから風邪ひくよ?と、いつもついつい心配になってしまいます。そんな彼女たちも、頭には必ずニットキャップ、もしくはジャケットについているもこもこフードを被り頭はしっかりと防寒。そこはさすが、といった感じです。

個人的見解ですが、ポーランド人(というか、広くヨーロッパの人々)は日本人よりも平熱が高いのではないでしょうか。

我が家のポーランド人は、冬でも足が冷えていることはほぼ皆無で、冬は人間ホッカイロとして役立つくらい体全体が温かく、真冬でも寝汗をかいているほどの体温の持ち主!当然「冷え」とは無縁の人生を送ってきたようです。

また、冬場に友人宅を訪ねた際、室温が若干低めだった為、数十分後には足元から冷えてかなり寒い…と感じていたのですが、同じ場にいたポーランド人は全員「ちょっと暑いから窓開ける?」と言い出すくらいだったので、寒さの感じ方も違う…と感じたことがあります。足元から冷えて寒くて震え始めていたのは日本人の私だけでした(笑)。

基本的体格の違い、筋肉量の違いも関係してくるとは思いますが、周囲をみる限りでは「冷えと無縁」な人々なのかもしれません。(勿論個人差はありますが!)
足元から冷えてしまう日本人としては羨ましい限りです…。

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