ポーランドでのコロナワクチン接種申し込み方法

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ポーランドでは年初から医療従事者から徐々にコロナワクチン接種が始まり、4月現在では60代以上を対象として接種が進んでいる状況です。
ポーランド政府の発表では、8月末までにはコロナワクチン接種を希望する全居住者(ポーランド在住外国人も含まれています)に1回目のワクチンが行きわたることを目標として進めているようです。
個人的には様々な情報を自分で確認して、医療関係者の知人の話も聞いてみたりして、デメリットよりメリットのほうが遥かに大きいと判断し、肯定的にワクチンを受ける決断をしました。
ポーランド人と生活しているとはいえ、そもそもあまり評判の良くない公立病院システムがコロナで崩壊しているうえ、ポーランド語をちゃんと理解できない自分のような立場の者は、そもそもコロナにかかること自体が大きなリスクであり、ワクチンによるベネフィットのほうが確実に高いです。
また、昨年末に我が家のポーランド人の妹一家がコロナに感染し、入院こそしなかったものの、最初の2か月ほどは止まらない咳に悩まされ、最近でも気管支がとてもデリケートになってすぐ咳き込んでしまうようになった経緯を見聞きしているため、なにより感染したくないという気持ちが強いです。

※ポーランド移住後、毎冬風邪を引いた後に咳喘息のような症状で悩まされていたため、そもそも気管支系が強くないことを自認しているのも理由の一つです。

イースター前に急遽40代以上も接種希望登録が出来るようになり(システムトラブルや、公式発表前にシステムが受け付け始めて情報が交錯するなど、カオス状態が数日ありましたが)、ダメもとで登録をしてみたところうまくいきましたので、外国人には一番簡単だと思われるSMSを使った登録方法を中心に簡単に紹介したいと思います。

なお、コロナワクチン接種を申し込む際には、基本的にPESELと呼ばれる日本における住民基本番号のような番号が必要となります。PESEL無しでも登録はできるようですが、電話による直接問い合わせになるようなのでハードルはかなり高くなるかと思います。PESELについては、居住地の自治体で登録する必要がありますので、気になる方は調べてみて下さい。(制度がころころ変わるため私もよくわかっていません)

なお、今回紹介した内容は以下のウェブサイトの情報を私なりにまとめたものになりますので、一度大元の情報も翻訳サイトを介してでも確認されることをお勧めします。

https://www.gov.pl/web/szczepimysie/rejestracja

ポーランドにおけるコロナワクチン接種申請方法は以下の4通りがあります。

1.24時間受付の電話番号989に電話する

オペレーター(ポーランド語)につながります。
PESEL番号と居住地を伝えると、接種可能な予定日及び接種場所を案内してくれます。居住地以外でも接種は可能なので、希望地があればオペレーターに伝えて探してもらいます。
接種予約完了後、SMSにて日時と場所の案内が届きますので、ポーランド語にいまいち自信がない方でも、一応日時と場所だけはSMSで確認できるので心強いと思います。

※電話は中々繋がらないと思っていましたが、意外と待たずにすぐオペレーターに接続され、嬉しい驚きが。この合理的なサービスを是非地方自治体レベルのサービスにも落とし込んでもらいたい…(しつこい)。

2.電子患者ポータル(patient.gov.pl)から申し込む

この電子患者ポータルのIDを持っていると、病院からの処方箋も全て電子データで受け取ることができ、色々と便利だと思うのですが、私は外国人だからか銀行経由の本人認証段階で失敗し登録できませんでした。ZUS(社会保険事務所みたいな場所)窓口などに行けば登録できるようですが、パンデミックもあり面倒になって登録できていません。IDがある人はポータルから申し込むのが一番手っ取り早いと思います。

3.予防接種を行っている医療機関に直接申し込みをする

予防接種を行っている医療機関は下記のサイトから確認することができます。
病院によるかとは思いますが、ポーランドの病院は受付がなかなか電話に応答しないことが多いので(笑)、ちゃんと機能しているのかな…と個人的には疑っていますが、ポーランド語でやり取りが可能な方は、接種場所を自分で選べるのでいいかもしれません。

https://www.gov.pl/web/szczepimysie/mapa-punktow-szczepien#/

4.SMSで申し込みをする

PESELを持っているが電子患者ポータルのIDがなく、かつポーランド語の会話に自信がないという方(私がそれ)はSMSでの申請が一番簡単かつ確実だと思います。
詳細のやり方については政府のウェブサイトで説明されています。

https://www.gov.pl/web/szczepimysie/zarejestruj-sie-na-szczepienie-przez-sms

 
 ①880 333 333の番号にSMSで「SzczepimySie」とだけメッセージを送信する
 ②PESEL番号を入力するよう返信されるので、自身のPESEL番号を送信する
 ③居住地の郵便番号を入力する
 ④直近で可能な接種日と医療機関が送られるので、それでよければ「TAK」とだけ返信。
 日程や医療機関を変えたい場合は「NIE」と返信すると、別の日程及び医療機関が提案されます。
 ⑤「TAK」で確定した後、e-Zdrowieというアカウントから、確定した日程と医療機関の名前及びワクチンの種類の情報が届きます。(↓の右側写真がそれです)

日程を変更したい場合は、予約が取れた医療機関へ直接連絡するか、ワクチン専用ダイヤルへ連絡する必要があるそうです。ドタキャンはかなり迷惑になる(他の人に回せるワクチンが適切に配分できなくなる)ため、きちんと連絡しましょう。

ワクチンを打つ前に問診票を準備しましょう

当日ワクチンを打つ前には、問診票への記入と医師によるチェックがあります。
残念ながら問診票は全てポーランド語なので、その場で書く自信がない方は事前にプリントアウトして記入したものを持って行ったほうがストレス軽減になるかと思います。
政府サイトからダウンロードできますので、下記リンクを参照ください。

ポーランド コロナワクチン問診票

意外とちゃんとしているワクチン接種予約システム

私の場合、今回の登録により5月下旬には1回目のワクチン接種ができるようになりました。指定を受けたワクチンはアストラゼネカのものなので、2回目の摂取は約3か月後。予定通りに行けば8月下旬には全ての摂取を終えることができそうです。

日本にいる親は6月ころになりそうだと言っていたので、ポーランドで接種を進めたほうが大分早い段階で終えることができそうです。接種が終わったからと言ってすぐに日本に帰れるわけではありませんが、いつでもいける準備ができているだけで安心するので良いかと思ってます。

しかし、我が家のポーランド人も驚いていましたが、SMS予約システムが非常に簡潔で分かりやすいこと!
大量に書類を印刷することなく、ウェブサイトかSMSを使った予約方法に集約させて進めているポーランドの「たまに垣間見られる」合理的なやり方に驚くばかりです。いや、日本がややこしいだけなのか。
日本は高齢化社会でITを使った登録方法を普及させるのは難しいからかもしれませんが、それにしても、です。

できればこの合理的サービスを広く一般の公共サービス(特に滞在許可関連の手続きと郵便局!)にも活かしていただきたい、と願わずにはいられません。

<2021年5月3日追記>
在ポーランド日本大使館より、ポーランドで行われているワクチン接種プログラムについての詳しい情報が共有されましたので、以下、大使館より届いたメール内容を転載します。

1 ポーランドでの永住権や滞在許可を有する外国籍者は、ポーランド国民と同じ原則に基づき、新型コロナワクチンを接種することが可能です。ただし、接種登録の開始日が年齢により決められています。
【登録開始日:ポーランド政府HP(ポーランド語)】
 https://www.gov.pl/web/szczepimysie/przyspieszamy-narodowy-program-szczepien-do-9-maja-e-skierowania-dla-wszystkich-polakow-18
※「Kwietnia」が「4月」、「Maja」が「5月」になります。
※開始日が過ぎた後でも登録は可能です。

2 ただし、同ワクチンの接種を受けるかの判断に当たっては、接種による感染予防の効果と副反応のリスクの双方についてご理解いただいた上で、当国保健当局のホームページ等で最新情報を確認いただくようお願いします。

3 同ワクチン接種の手続き方法は以下のとおりです。なお、基本的にポーランド語を必要としますので、ポーランド語を解するご友人・知人にサポートしてもらうことをお勧めいたします(先方の対応者が英語を解する場合、英語での対応が可能となる場合もあります)。

【PESEL(個人番号)をお持ちの方】
 PESELをお持ちの方は、下記(1)~(4)いずれかの方法で接種の予約を行うことになります。

(1)インフォライン(電話番号:989【24h対応】)
(ア)上記電話番号に連絡するとポーランド語の案内が始まります。「1」を押すとオペレーターによる予約手続きに進みますので、適宜お手続きください。なお、オペレーターは必ずしも英語を解しません(「2」は予約の変更等、「3」及び「9」は個人情報保護規則に係る説明になります)。
(イ)本手続きに必要な情報はPESEL(個人番号)のみです。
(ウ)ご本人が連絡できない場合、ご家族でも登録が可能です。
(エ)本手続きの際、携帯電話番号を登録するとSMSで日程が送付されます。

(2)オンライン登録
 下記リンクのフォームに記入し登録します。ただし、登録にはPESEL(個人番号)のほか、公共サービスアカウント(Profil Zaufany)も必要です。
【登録サイト(ポーランド語)】
 http://szczepimysie.pacjent.gov.pl/

(3)接種ポイントの診療所への電話予約
 下記リンクから接種ポイントの診療所(地図から検索できます)へ直接連絡して予約することになりますので、同診療所の指示に従い手続きを行います。PESEL(個人番号)、氏名・連絡先、滞在許可証等及び旅券情報等が必要です。診療所によっては、英語での対応ができる可能性があります。
【接種ポイントの診療所:ポーランド政府HP(ポーランド語)】
 https://www.gov.pl/web/szczepimysie/mapa-punktow-szczepien#/

(4)SMSによる予約
(ア)次の携帯電話番号に「Szczepimysie」と入力し送信する。
  ・664 908 556
  ・880 333 333
(イ)PESELの番号を求める返信があるので、ご自身の番号を入力し送信する。
(ウ)郵便番号を求める返信があるので、郵便番号を入力し送信する。
(エ)接種日程などが返信されるので、承諾する場合は「TAK」、変更したい場合は「NIE」を入力し送信する。右作業にて日程を決定する。
(オ)5分以内に返信しないと手続きは無効となるので注意してください。

【PESEL(個人番号)をお持ちでない方】
 接種登録を行った上で、医師の指示書を取得(医師により診察料等は有料)し、その上で接種の予約を行います。具体的には下記(1)又は(2)の方法となります。

(1)接種ポイントへの直接連絡
(ア)下記リンクから接種ポイントの診療所(地図から検索できます)へ直接連絡して、まず登録作業を行います。氏名・連絡先等の個人情報、滞在許可証及び旅券の情報等が必要になります。診療所によっては、英語での対応ができる可能性があります。
(イ)登録の後、接種の予約を行うに当たり、ワクチン接種のための医師の指示書を取得する必要があります。同診療所の診察の予約を行い、診察後医師の指示書を入手します。その際に接種の日程等の予約を行います。
【接種ポイントの診療所:ポーランド政府HP(ポーランド語)】
 https://www.gov.pl/web/szczepimysie/mapa-punktow-szczepien#/

(2)インフォライン(電話番号:989【24h対応】)
 接種登録を行うことは可能ですが、同インフォラインのオペレーターから、登録後、接種の予約を行うために医師の指示書(電子版に限る)を入手した上で、予約手続きを行うと説明がありました。上記(1)の接種ポイントで登録・予約を行う方がスムーズかもしれませんが、念のため以下のとおり手続きについて説明します。
(ア)上記電話番号に連絡するとポーランド語の案内が始まります。「1」を押すとオペレーターによる予約手続きに進みますので、適宜、登録手続きを行ってください。なお、オペレーターは必ずしも英語を解しません(「2」は予約の変更等、「3」及び「9」は個人情報保護規則に係る説明になります)。
(イ)本手続きには、氏名・連絡先などの個人情報、滞在許可証及び旅券等の情報が必要になります。
(ウ)登録手続き後、かかりつけ医等から電子版の指示書を入手(医師により診察料等は有料)した上で、再度インフォラインに連絡し、上記のPESEL所持者と同じように予約手続きを行います。

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