ポーランドで勉強するポーランド語の教科書の紹介

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新型コロナの影響で仕事も減り、地元大学付属のポーランド語学校もほぼオンラインで行われることが決まり、これ幸いと調子に乗って1年間(各種休暇を除くと約8ヶ月)のポーランド語オンラインコースに参加しています。
私が参加しているコースは毎日3時間ポーランド語の授業があり、大学進学を希望する学生は午後に希望の専攻に関連した追加の授業が行われるという、中々ハードな学習内容です。

しかし、非EU圏出身の外国人はEUが助成している移民プログラム(?)のおかげで、なんと受講料が無料!1年間の集中コースの学費は2000ユーロなので、こんなチャンスに受講しなかったら勿体ない、と意を決して申し込みしました。

(なんと教科書も無料で支給され、季節のイベントごとにちょっとしたプレゼントまで貰えたり、もうEU様の手厚いサポートになんと感謝を申し上げてよいのやら(学校独自のサポートかもしれないけど、それはないと思っているw)…ブリュッセルの方角に足を向けて眠ることができません)

実はこの夏、ポーランド語のサマーコース(これは毎日4時間授業)に参加し、オンラインでもかなり効果的で興味深い授業が受けられることを実感したのと、サマーコース修了後少しずつポーランド語が話せるようになったことを家族がとても喜んでくれたのが忘れられず、ここで勉強をやめてしまったら勿体ない、と思ったことも1年コース受講を決めた理由の一つです。(今までちゃんと勉強していなくて本当にごめんなさい…)

以前、独学でポーランド語を自宅学習してみようか、と気がふれて、あれこれ教科書を探したことがあるのですが、インターネット上で「ポーランドで手に入るポーランド語の教科書」「ポーランドのポーランド語学校で使われている教科書」等の情報が中々見つからなかった記憶があります。

もしかしたら、私のように「どんな教科書で勉強したらいいかわからない」「ポーランドで買える参考書は何がある?」などと、お迷いになっている方がいらっしゃるかもしれません。折角いい機会に学習させていただいているので、私が学校で使っているポーランド語の教科書、使えるインターネットサイトなどをご紹介したいと思います。

なお、私が通っている学校は基本「直接教授法」で先生はよっぽどなことがない限りポーランド語以外の言語を使いません。また、私自身がポーランド語学習を始めたのが移住後なので、日本語で説明されているポーランド語の教科書や参考書は見たことがありませんので、視点が若干違うかもしれません。

因みに、私の学習レベルはCEFR(セファール)と呼ばれる基準でA1に相当し、所謂超初級に該当します。今回紹介している教科書や参考書などは全てA1レベル向けのものだと解釈していただければと思います。

メインの教科書

学校で使用しているメインの教科書は主に2冊。


HURRA!!! PO POLSKU 1(教科書問題集

もう一冊は大学の語学学校が独自で作った教科書で、一般には販売されていないようです。ただ、随分前に作られた教科書とのことで、内容が若干古かったり、単語が時代に沿っていない場合もあるため、授業では副教科書の扱いで使っています。

開講当初はどちらもPDFのe-book版で支給されていましたが、今年に入ってメインの教科書「HURRA!!!PO POLSKU1」は全員に無料支給されました。

私自身は過去に韓国語を学習していたため、どうしても比較対象が韓国語の教科書になってしまいますが、私個人の印象では「ポーランドの教科書は学習ポイントが分かりづらい」に尽きます。新出単語がリストアップされていない、文法の説明が具体的に記載されていない、基本先生がいないと教科書をどう勉強したらいいかわからない構造、等々…。

現在使っている「HURRA!!!」も然り。教科書というよりも問題集に近い、と思います。それくらい説明がない(笑)。
課ごとに教科書のレイアウトが違うので、文法情報が見つけづらくて非常に不便しています…。が、内容としてはイラストも充実しており、授業で使っているうちに徐々に見慣れてくる…と思いたい…(笑)。
教科書よりも問題集が分かりやすく充実しています。
新出単語のリストも何故か問題集にまとまっており、教科書と併用して使うと新しい内容の整理ができるようになっています。この教科書を使って学習したい、という方には是非問題集とのセットで購入することをお勧めします。

授業で先生の説明を聞いてから教科書の問題を解く流れなので、学校で使う分にはいいのですが、独学する方には色々な文法説明で物足りなさを感じるのではないかと。かといって、文法解説もわかりやすく掲載されている教科書(ポーランドで手に入るもの)って余りないのですが。

★教科書の中はこんな感じになっています。

★問題集にある各課の新出単語リストがとてもありがたい…

個人的に使っている副教材

◆ Po polsku, po Polsce

ポーランド16県を巡りながらポーランド語を勉強するというコンセプトで作られており、語学だけではなく文化的なことも併せて学習できる点が優れていると思います。
また、レイアウトやイラストもHURRA!!!よりこちらのほうが個人的には好きです。

この教科書はインターネットのサイト「Po polsku, po Polsce」と連動しており、インタネット上にある練習問題をよく授業中にやっています。聞き取り問題の音声が豊富なうえ、再生が簡単にできるのでとても重宝しています。

あまりにも便利で分かりやすいので、教科書も買ってみたのですが、インターネット版にある内容と出版されている本とほぼ変わらない、ということを本を購入してから気づいてしまいました…。
インターネット版だけでも十分勉強の役に立ちますし、使い勝手がいいので、是非独学用として活用されることをお勧めします!特に文法説明のビジュアルの見やすさは特筆ポイントかと思います!

それでも本を購入するメリット(個人比)

1.目次からどの課で何が勉強できるのか探しやすい
2.巻末の文法のまとめ情報が見やすくて便利
(インターネットでも同様の情報があるにはあるが、やっぱり紙で見たい昭和生まれの心理)
3.インターネットだと音声を途中で止めたり、巻き戻したりができない(再生ボタンしかない)が、付属のCDでは好きなように聞き直すことができるので、ディクテーションには便利

◆ Gramatyka? Dlaczego nie?!


こちらの本は問題集で、格変化の種類、時制の種類、複数形、などの文法科目ごとに課が編成されています。問題の種類が豊富で色んな文法練習ができるので、授業中にもよく一緒に解いて確認をしています。
ただ、単純に格の種類ごとに分かれているだけなので、中には授業でまだ触れていない文法内容が混ざっていることなどもあり、大分難しい問題を見つけることもしばしば。自分が今知っている知識でどの問題が解けるのか、独学で使う場合にはちょっと手ごわいかもしれません。

◆ HURRA!!!Discovering Polish

教科書で使っているHURRA!!!シリーズの文法解説書です。
教科書にあまり具体的な文法説明がない(というか、格変化のチャートなどはあるが、説明がないのでいま一つピンとこないことが多い)ので、授業中理解しきれていない分を文法書で補えれば…と思い購入しました。
が、良かれと思って英語版を買ったのですが(同じ内容でポーランド語版、ドイツ語版もある)、そもそも授業中に全ての文法用語はポーランド語で説明されているため、英語で説明された文法書を読んでも、どの英語がどのポーランド語に該当するのか頭の中がごちゃごちゃになってしまい、結局イマイチ活用しきれていません…。
ポーランド語は特に文法で様々な規則があるので、日本語でそれらの言語学的用語を理解するのも一苦労なのに、更に英語、ポーランド語と混ざったらより訳わからない状態に。素直にポーランド語版を購入すればよかった、と買ってから公開しています。ポジティブに考えて、英語の勉強にもなる♪と思えればいいのですが。
(そもそも英語文法を英語で勉強したことがないので、やはり文法用語が厳しいです)

もう一つのデメリットが、各項目が名詞、形容詞、動詞等に分類されて紹介されていること。
学校の授業では格ごとに勉強してるので、自分が探したい情報が本の中ではバラバラに紹介されていて、正直知りたいことを探すのに一苦労しています。アプローチの仕方を変えれば便利な本なのかもしれませんが、今時点では私には若干ハードルが高いかな、と…。多分ですが、もっと学習が深まって知識が増えてきたときにやっと使えるようになる参考書なのではないか、と思っています。

自分に合う教科書を探すのは案外難しい

ポーランド国内でも、書店で外国人向けのポーランド語教科書を見ることはまれで、そのほとんどはインターネットで購入するかお取り寄せになってしまうかと思います。故に、中身を確認して購入する機会がなかなかなく、教科書一つ買うのも博打のようなもの。そもそも実際に中身をよく見ないと自分が求めているものかどうかも良くわからないのに(笑)。私の場合は結構失敗続きなのですが、頑張って学習を続けていけば、いつか自分が教科書のレベルに見合った学習者になれるだろう、という微かな希望をもって頑張っていこうかと思います。

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