いよいよ酷くなってきたポーランドの冬の風物詩「スモッグ」

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以前紹介したポーランドの大気汚染問題。11月も中旬になり、朝の気温が零下であることも珍しくなくなってきたここ数日、確実に酷い空気環境にあります。

ポーランドに移住して一番残念に思う、冬の大気汚染問題

2017.10.25

目視でスモッグを確認して分かることもありますし、それよりなにより、玄関から外に出た瞬間、あの独特のすえたような何かが燃えているような明らかに異常な臭いに気付きます。
状況があまりにも酷いので、最近ポーランド各地のスモッグ情報を確認できるアプリKanarekをダウンロードし、気になったときにすぐチェックするようにしました。このアプリでは、現在地から一番近い観測地点候補をいくつか表示してくれ、自宅近辺や外出先でも大気汚染状況を確認できる優れものです。

臭いが気になる日は大抵数値が悪いです。当たり前ですが。

例えば、ポーランドでも指折りの大気汚染都市クラクフの汚染情報をチェックした場合、このような画面が出てきます。

このアプリでは複数の情報筋から集計しているため、観測地点によって表示される項目が変わってきますが、大抵の状況は分かるので、外出するかどうかを決める際有益な判断基準になるかと思います。

この日のクラクフのPM2.5数値は66.9μm/㎡、WHOが設定している日の平均値(上限値)は25μm/㎡なので、この日はその2倍以上!これでも酷い日よりもマシで、夜間から朝にかけては126μm/㎡以上になることも。というのも、これら大気汚染の原因は家庭で使われている暖炉が原因なので、寒い夜間に沢山石炭や廃棄物が燃やされていれば、そりゃぁ空気が悪くなるというものです。

神奈川県のホームページでPM2.5について詳細が分かりやすく説明してありましたので、気になる方はリンク先をご参照下さい。

これによると、他の物質と比較してみても、海岸の細かい砂は粒径約90μm、人の髪は直径約70μm、スギ花粉は約30μmであることから、PM2.5は花粉の1/15の小ささという事になります。日本で使うような花粉対策用のマスクじゃ防げないレベルということですね。そうでなくても、日常でマスクをしている人を見ないここポーランドでは、日本と同じ感覚でマスクをして出かけるのはかなり勇気がいる行為ですが…。本気で防御したいなら、「風の谷のナウシカ」に出てきたような防御マスクが必要かと。勿論そんなものをつけて外出するのは現実的ではないので、汚染が酷い日は出来る限り外出を控える、これ以上の防御はなさそうです。

とはいえ、日常生活を送る上で引きこもっているだけにも行きませんし、かといって健康を害すのも問題。私はあまり気管支が丈夫でないと自認しているので、特に気をつけなくてはいけないのですが。スモッグに振り回される冬のポーランド、夏が過ごしやすく快適で素晴らしいだけに、冬の天気とスモッグは残念以外の何物でもありません。ポーランド社会の市民意識がいち早く変化していくことを願うばかりです。

スモッグが酷い日は公共交通機関が無料になることも

つい先日、私の住む地域の鉄道会社が、自動車所有者で当日電車に乗る人を対象に無料乗車を認めるキャンペーンを行いました。スモッグが酷くなる事が事前に予測された日に、せめて自動車の通行量を減らして排気量を軽減させるという試みだと思います。対象者が自動車保有者であるため、電車乗車時には自動車の保有証(車検証のようなものがカードになっていて、運転時には必ず保持が義務付けられています)を車掌に見せることで料金を徴収されないという仕組み。1枚の自動車保有証につき、無料乗車できるのは上限2名までと定められています。この日は私も鉄道に乗車して出かける用事があったため、パートナーの自動車保有証を持って意気揚々と乗車。ドキドキしましたが、車掌が検札に来た時に自動車保有証を見せるだけで「はい、ありがとうございます」とすんなりパスすることができました。乗車区間によってはかなりの節約になります。私の目の前に乗車していたカップルもこの制度を利用して二人分を無料してもらっていました。このキャンペーンが開催されるのは不定期なので、ホームページ等で情報をこまめにチェックし、適用日に遠出するのも手かもしれません。ただ、日本でいう第3セクターの鉄道会社がこのキャンペーンを展開しているため、同じ地域(県)の中の移動に限られてしまいますが…。

無料鉄道乗車のお知らせ(シロンスク鉄道)

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