Szczecin 行き当たりばったりぶらり旅

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いつも行き当たりばったり、突然予定を決める、「あらかじめ」がお好きでない(というか、仕事が予測不可能すぎて予め決めてもキャンセルになることが増えてきたため、最近は全て直前に決める…)我が家のポーランド人パートナー。

今回は私のマイル修行(Miles&Moreでフリークエントフライヤーを目指してます)を兼ねて、「イキナリ」「(ほぼ)勝手に」一番安くて登場回数を稼げる旅をセッティングして下さいました。アリガトウゴザイマス…。
本当はBydogoszczという選択肢もあったのですが、

パートナー
海の近くに行きたい!バルト海のヨウ素を補給したい!強い海風に吹かれたい!(まじかよ…)※

との要求により、半ば強引に何故か行き先がSzczecin(シュチェチン)に。
ここを起点に電車やバスでバルト海沿岸に行けるのだとか。
しかも結果的に海に行きませんでした…(なんだよ、それ)。
そもそも海に行きたかったらグダンスクという選択もあったはずですが、行った事のない場所に惹かれたようで。

いつもの事なのですが、全てが流動的(というか、その時の気分次第)すぎて、事前にいろいろ決めたり調べても仕方ねぇな、と悟りを開いたので、もう流されるままでございます。

※バルト海は他の海(場所?)に比べ、海中のヨウ素含有量が多いらしく、特に冬の海は強い風によって海水が空中に放出される量が増えるため、冬のバルト海へヨウ素を充電するために保養に来る人もいる、とは我が家のパーランド人の主張。

兎にも角にも主たる目的はマイル修行なので(笑)、搭乗回数が稼げればいいやと思っており、あまりSzczecinに期待もせず下調べもそこそこに辿り着いてしまいました。
(たどり着くまでにもひと悶着あったのですが、それはまた別の機会に)

がしかし、意外や意外、結構個人的には面白い街でした。ゴリゴリの観光地ではありませんが、知らない場所に行ってみるのが好き、という方は面白いかもしれません。

ブラブラ街歩きしながら、面白いと感じたSzczecinをワタクシ視点でご紹介したいと思います。

意外と街並みが素敵…!

Szczecinは第二次世界大戦時にかなり被害を受けた都市であり、旧市街の規模も大きくないことから「いわゆる」観光地観光地した場所ではないらしく、ポーランド人にすら「え、なんでSzczecinにわざわざ行くの?」と聞かれるほど。
私が住んでいる地域も特に目立った観光地ではないので、多分他地域のポーランド人から同じようなことを言われているのでしょうが(笑)。

故にあまり観光的なものは期待せず、気の向くままに訪れてみたいコーヒーショップを目指して歩いていたのですが、旧市街よりもセントラム方面の通りがかなり素敵で、これはこれは意外と見どころあるではないか!と静かに興奮してしまいました。

街並みは私が住む南部の町々よりずっと綺麗に修繕されており、まるでチェコに来たような気分に(個人のバイアスがかなりかかってますので、真に受けないでくださいね)。いや、ポーランド南部の街々がヤバすぎる色彩が無さ過ぎるのか(笑)。カラフルに塗りなおされた建物の外壁とか、夏に来ていたらもっと素敵なのではないだろうか!と思うほど。夏だったら通りのテラスでお茶したいくらいです。

中心地のとある通り。建物がとても綺麗に修繕されています。

建造物修繕計画に基づき綺麗に生まれ変わった模様です。

建築様式に詳しくないので適当な感想になりますが、個人的にはチェコのOlomoucの街並みにちょっと似ている?とも感じました。建物の色が明るいと、暗くてどんよりしがちなポーランドの冬も気分良く過ごせそうですね。羨ましいです…。(しつこいようだが、私の住む地域にはこんなカラフルな通りはあまりない)

建物の修繕現場にも遭遇。こんな風にあの重厚な雰囲気の外壁が作り出されているのですね。ご苦労様です。

ポーランドでおなじみのビエドロンカ(スーパー)も何故か高級そうに見えるのは私だけ…?(笑)

こんな素敵なケーキ屋さんも

クリスマス用のPiernikで作られた家も売られていました。結構いいお値段。

建物が均一で統一感があるのが素敵に見える理由なのだろうか

一見の価値ある現代建築

特に有名なのが、Szczecinフィルハーモニーホール。

2015年にヨーロッパで一番権威のある建築賞「ミース・ファン・デル・ローエ賞」をポーランドで初めて受賞した建築だそうで、知る人ぞ知る有名な建物なのだとか。というのも、我々も建築家の友人(しかも非ポーランド人)から聞いて初めて知ったという…。建築関係の友人に「Szczecinに行ってきた」というと「フィルハーモニーホール行ってきたよね?」とお約束で聞かれるほど。

詳細についてはこちらのウェブに紹介されていますのでご覧になってみてください。

我が家のポーランド人はこの建築が見たいがために、たまたま滞在時に開催されたコンサートのチケットを購入し、主に建築物を堪能(笑)。休憩時間にも一生懸命ホールの写真を撮っては一人悦に浸っておりました…。

夜にはライトアップされ、建物全体がランプであるかのような雰囲気を醸し出しており、昼と夜の違った顔を楽しむことができます。

白亜の外観とは異なり、コンサートホールの内部は重厚なゴールドでデザインされており、そのギャップも面白いと思います。

夜にライトアップされた姿は中々幻想的です

昼間に見るとこんな感じ。まさかコンサートホールの建物だとは思いませんでした。

客席から見たステージ

上階からエントランスとホワイエを見下ろすとこんな感じです

2階部分にはギャラリースペースも併設されており、休憩時間に鑑賞する人で溢れています

また、フィルハーモニー前には一見スケートボードパークのような広場が広がっているのですが、なんとこの地下部分に国立Szczecin博物館「激変対話センター」があります。こちらも建築的に有名な建物とのことで、建築にご興味ある方は一見の価値ありでしょう。この建築も「ミース・ファン・デル・ローエ賞」にノミネートされていますが、残念ながらノミネート止まり。

(博物館の名前を自動翻訳したのでなんだかあれな名称ですが…)

ポーランド通、歴史通(?)の方ならご存じかと思いますが、ここSzczecinはポーランドの民主化運動である「連帯(Solidarność)運動の中心地でもあった場所だそうです。(グダンスクは知っていましたが、Szczecinについては全く知りませんでした…)

空港にも連帯のロゴが

そのため、展示の中に当時のストライキで亡くなった市民を追悼する展示や、当時の運動をテーマとして現代アートが展示してあったりと、激動の歴史を様々な展示で表現してあり、ただ史実を並べているだけではないのも個人的には面白いと思ったポイントです。

よく見るとポーランドの国の形

国立博物館では、第二次世界大戦勃発後から社会主義が終了する1939年~1989年までのSzczecinの歴史を振り返りながら、主に社会主義時代に焦点を当てた展示がされています。

第二次世界大戦後、社会主義へ移行した時代の展示や戦後の裁判映像を紹介するコーナー

ポーランドの博物館の展示はかなり拘ってデザインされているところが多く、展示内容もさることながら、見せ方がとても洗練されており、目でも楽しめるものが多い、というのが個人的な印象なのですが、Szczecinも例に漏れずいい展示がされていたと思います。決して大きい博物館ではないので、じっくり見ても1,2時間もあれば十分なところも、展示見学疲れしなくていいサイズ感です。コンパクトにSzczecinの現代史を知りたい方は是非訪れてみてください。

社会主義時代を象徴するポーランド国産車、POSLKI FIATにぎゅうぎゅうになって乗っている家族(笑)

お城 Zamek Szczecina が素敵

かつてSzczecinにはポメラニア公国の首都があり、その当時のポメラニア公のお城が旧市街にあります。

元々の建物は第二次世界大戦で大部分が破壊されてしまったそうですが、戦後長い年月をかけ再建が進められ、素晴らしいお城の姿が蘇っています。

私が訪れたのはクリスマス後ですが、クリスマスツリーやイルミネーションはまだまだ続いており、お城に映し出される可愛らしいプロジェクトパッピング(?)も楽しむことが出来ました。

トナカイに乗ったサンタのソリが動いていてかわいい

城内部の広場にはクリスマスツリーが飾られており、いい雰囲気です。

外壁の形が可愛らしい

規模としては小さいですが、こじんまりとしていながらも非常に素敵なお城なので是非訪れていただきたい場所の一つです。

なお、訪れた日があいにくの閉館日であったため、お城内部は見学できませんでした。
通常は見学できるそうなので、公式サイト(こちら)にて詳細をご確認ください。

観光地じゃない街もそれなりに楽しい

再三繰り返しているように、Szczecinは所謂観光地観光地ではありませんが、初めから期待値低めで訪れると色々と楽しめるのではないかと。ご興味を持たれた方、是非一度訪れてみてください。その街々で違った面白い何かが見つかると思います。

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