ポーランドの分譲庭園「Ogrutki Działkowe(オグルットキ ジャウコヴェ)」で畑を始めました

<スポンサーリンク>


ポーランドの特に都市部では、アパートやマンションに住み自分の庭を持たない人たちのために、街の郊外に分譲庭園(?)のようなものをよく目にします。特に電車に乗っている時、そこそこ大きい街を過ぎていくと、やたらと小さい小屋が沢山ある一角が見えてくるのですが、そういった場所は大体この分譲庭園「Ogrutki Działkowe(オグルットキ ジャウコヴェ)」です。
この形態の分譲庭園は社会主義時代からポピュラーだったとか。

分譲庭園をさらに間借りしています

ポーランド移住時から畑がやりたいとうるさく騒いでいた私。移住当初は庭付き一戸建てを借りて住んでいたのですが、初めは「好きに庭いじりしていい」と言っていた大家(正確には大家のご両親)が、結局はあまり庭をいじられたくない感じで、最初の1年は何もできずにただただ広い庭でバーベキューと日光浴を楽しむだけでした。

フラットに引っ越しをしたポーランド2年目は、1階の部屋のためベランダもなく、全く何もできない状態でフラストレーションは溜まるばかり。私にとって土いじりは精神的安定を保つためにも有効な大事な生活の一部だったので、ことあるごとに「庭付きの家に引っ越せるよう稼ごう!」「ロトでも買うか!」(楽に儲けたい)とか騒いでおりました。

そんな私の愚痴をよく聞いてくれていたご近所の友人が、さらにご近所さんから「年寄りが庭を持て余していて誰かに貸したいらしい」という情報を聞きつけてくれ、あれよあれよという間に貸していただくことに。季節は丁度春の始まり。この時期を逃したら畑の土の準備や苗の準備が間に合わなくなる、まさにギリギリのタイミングでラッキーでした。

大家のおじいちゃんは推定80歳以上。いつも腰にコルセットベルトを巻いて、庭においているボロボロのソファに腰かけては朝からお友達とビールを楽しんでいます(笑)。
庭の状態と小屋の状態は中々…に荒れておりましたが、最終的にはおじいちゃんが花も楽しみたいと言っている半分の敷地と小屋以外の場所は私が好きに使わせてもらえることになりました。

各庭はこのようなゲートと柵で囲われています。

おじいちゃんもいいお年なので、自分で全てを管理しきれず庭が荒れていくのが忍びなかったようで、放置するより誰かにいじってもらって庭が生き返ったほうがいい、と貸し出すことを決めたのだとか。私も最初から大きな畑仕事は無理だと思っていたので、ポーランドでの畑いじりのスタートとしては丁度いいスペースを借りられたと思っています。

分譲庭園もいろいろとある

今回間借りさせてもらう庭園は、ありがたいことに自宅から徒歩5分程度の場所で、街の郊外に位置します。この庭園の土地は市が保有しているらしく、元々は住宅地用に確保している場所なのだとか。なので、庭園の権利はあくまでも利用することに限られており、土地の保有権は含まれていないそうです。今のところ使用期限は3年後までとのことですが、それまでに住宅開発の計画がなければ再度延長される可能性も高いとのことです。そんな場所に、皆さん結構大そうな小屋も立てちゃったりしているので中々すごいなと思います。庭への思い入れが強いのか、別荘感覚で使用しているのか。勿論土地の所有権を含んだ状態で売られている庭園もあります。この場合数年で閉鎖される可能性がある等心配する必要がないのでいくらでも自分の好きな庭、畑にすることができます。なお、この庭園には電気はなく、水が通っているだけだそうです。電気が通じていなければ小屋があっても住むことは難しそうですね(笑)。ただ、別の場所の分譲庭園は電気、ガスが通っているところもあるそうで、それぞれの場所でどのインフラが整備されているのかはよく確認する必要がありそうです。

主に週末に庭園でのんびりする人が多い

全ての人が分譲庭園の近所に住んでいるわけではありませんし、一体いつ庭に来て庭を整備しているのかと思っていましたが、やはり多くの人は週末にやってきて、冬の間に手入れが滞っていた木の選定や草刈りをしたり、春の花を植えたり、畑を始めるために掘り起こして土準備をしたりしていました。庭園にトイレはないのですが、結構多くの方が長い時間をのんびりしながら過ごしていたので、各自小屋にトイレを準備しているのでしょうか。中々に謎です。私が間借りしているおじいちゃんの庭にトイレがついているのかは不明ですが、小屋は私の管轄外なので何も言わなかったのかもしれません。朝からビール飲んでいるし、おじいちゃんだし、トイレは近いでしょうから絶対必要だと思うのですが(と、余計な老婆心)。

近所に住んでいる人(特にお年寄り!)は、曜日に関係なく天気が良ければ庭に来てのんびりとしたり、同じ分譲庭園を借りている庭仲間のお友達とお喋りを楽しんだり、お年寄りの社交場としての役割も担っているように感じました。家にいてもやることがないでしょうし(多分)、庭いじりをしている分には体を動かせて健康にもいいし、太陽の下のんびり過ごすのも精神衛生上効果があるでしょうから、これはとってもいいことだなと感じました。私がほぼ隠居した年寄りのような生活が好きだからか、確実に居心地がいいです(笑)。

とりあえず簡単なものから挑戦

今年はポーランドでの畑1年目なので、とりあえず何か収穫できればラッキー!と思うようにしました。土も違えば気候も違いますし、こちらには梅雨がないので日本とは勝手が違う!日本でも2年間畑をやってきたのですが、ほぼその経験はゼロにしてから、新しい実験を始めたと思ってのんびりと楽しもうと思います。

BEFORE

ここが私が好きにできる場所です!手前部分は芝を残してグリルを楽しむよう、後ろ半分を耕して畑にします♪

AFTER

おじいちゃんがそこそこ畑していたようで、思ったよりも柔らかい地面で掘り起こしも簡単でした!

<スポンサーリンク>