今月の市場の様子 〜2017年12月「風呂桶に鯉」編〜

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クリスマスに盛り上がる12月ですが、市場はいつもの八百屋さんが徐々に出店しなくなってきており、隙間が目立つようになってきてやや寂しくなってきました。
その隙間を埋めるように、衣料品を売るお店が出てきたりしていますが、あまり面白くないので割愛して、今月はクリスマス時期だから!いまだから!今だけ!のお店を紹介したいと思います。

<過去の様子はこちらから>

今月の市場の様子 ~2017年11月編~

2017.11.25

季節の商品チェックは市場で 〜10月編〜

2017.10.27

ポーランドのクリスマス料理と言えば

さて、ポーランドのクリスマス料理と言えば何だと思いますか?七面鳥でも、チキン丸焼きでも、ケンタッキー・フライド・チキンでもなく、ここでは「Karpik(カルピック)」、「鯉」なのです。

カソリック教徒が多いここポーランドでは、クリスマスに肉料理を食してはいけない伝統があるのだとか。肉の代わりのごちそうで鯉を食べる習慣があるのです。この習慣はポーランドだけではなく、チェコでもあるようです。

大抵の人は鯉と聞いて「はぁ?」となるのが普通だと思うのですが、私自身は郷土料理に川魚が多い地域で育っており、鯉の佃煮や、鯉こくなんていうのも特別なお祝いの席で食しており(そう、日本でも鯉は特別な食べ物なのですよ!)、食文化として普通に接していたことから大した抵抗もないのですが、食べたことない人は軽く引いてしまうでしょうね。わかります。

味はというと、上手に処理をしてある鯉であれば、川魚に感じられる泥臭さもあまりなく、普通の海の白身魚よりももっとさっぱりとした味わいです。我が家のポーランド人は、鯉の切り身をバタームニエルにして焼くのがお気に入りで、絶叫しそうな量のバターをプライパンに溶かし、焼くというよりも揚げる感じで調理しています。(あまりにもバターの量がすごいので、最近は調理風景を見て見ぬふりするようにしていますw)

12月の市場の見ものは鯉屋さん

本題に戻って、今月の市場で一番目を引くのが、まさにこの「鯉」を売るお店です!
クリスマス前限定で、そのほかの時期にはあまり売られていないので、まさにこの季節ならでは、といえる限定店舗だと思います。

市場では切り身で売られることはなく、基本1匹買いになります。そして、生きています!ポーランドでは生きたままの鮮魚が滅多に売られていることはなく、私はクリスマス前の鯉しか見たことがありません(笑)。それくらい珍しいです。

撮影した日はマイナス4度の寒い日。鯉が入れられているブリキの桶にも氷柱が…寒い、寒すぎます。

桶の端をよく見ると氷柱が…

市場では風呂桶に鯉を入れて売る

去年初めて見て大爆笑してしまったのが、鯉を風呂桶に入れて売っている店が多いことです。というのも、今では少なくなってきたものの、ポーランドの家庭ではクリスマスまでは自宅のお風呂で鯉を泳がせて泥臭さを抜いて調理している、という噂(事実でもありますが)を聞いていたため、売っている段階で風呂桶かーーー!と面白くなってしまったからです。初めて見ると中々強烈のビジュアルですよね。風呂桶に鯉。

1kg当たり14zl(約450円)です。

確かに合理的です。風呂桶に鯉。市場で風呂桶に、鯉。

ここ最近では、動物愛護の声が高まり、生きたままの鯉を売らないように呼び掛ける運動もあるのだとか。日本人の私からするとさっぱり理解ができないこの考えなのですが、社会も変わってきていますし、大衆の意見が変われば、近い将来この「風呂桶に鯉」の風景も見られなくなるのかもしれませんね…。

スーパーではちょっと上品に売られている鯉

スーパーでも生きた鯉が売られていますが、切り身を希望する際には、店員がパーテーションで区切られた奥の場所へ行き、静かにさばいて持ってきてくれます。決して目の前では裁かないのだそうです。配慮…?ならば全く食べないという選択しかないのではないかと思うのですが、こちらではこれが普通なのだとか。

写真奥に見えるついたての向こう側でさばかれています。

鯉が売られているのはこの時期だけ。もし12月のポーランドを訪れる機会があったら、是非市場の鯉、風呂桶の鯉にご注目ください!(笑)

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