ポーランドの田舎の収穫祭

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既に8月の半ばから、麦の収穫や家畜の餌用のトウモロコシが徐々に収穫され始め、畑も随分と寂しくなってきました。スッキリと借り上げられた畑が増えるにつれて「ああもう短い夏も終わる…」と感傷的になってしまいます。どうやらポーランドの夏はもう終わってしまったようで、通りを鮮やかな緑で彩っていた木々の葉も、徐々に枯れ始めて落葉の時を待っているように見えます。

さて、今週末、パートナーの仕事場がある村(と言っても一番近い都市まで20km位なのですが)で、たまたま村のお祭りが行われていました。その名も「DOŻYNKI」日本語では収穫祭を意味します。

手作り感が高いのが何とも素朴

祭りと聞くと心が躍ってしまう、祭り好きの日本人である私…気になって仕方なかったので、たまたま遊びに来ていた友人夫妻と一緒に夕方から始まったお祭りへ繰り出すことにしました。

場所は村の消防署の裏側にある空き地で、普段はがらんとしている場所です。祭りの日の今日は、テントやテーブルが多数準備され、子供用にバルーンのアトラクションがあったり、露店の準備がされていたり、日ごろ何もないこの村では破格の賑やかさです。

とはいえ、そこは村のお祭り。かなり牧歌的で、日本の地区(集落)のお祭りを連想させるほのぼのとしたものでした。どんな様子か写真に収めてみたのでお楽しみください。

日本と同様、祭りと言えばおもちゃの露店

バルーンの遊び場は子供たちで大賑わい

観察していて面白かったのが、おもちゃを買いたいとねだる子供への対応がポーランドも同じという事。子供は友達がおもちゃを買ったものなら「〇〇がおもちゃ買ったんだよ。僕もあれが欲しいよ。お金頂戴!」と親の足に絡みついて、両手を広げてお金を乞うポーズをしては必死にねだっています。親は相手にせず「あれー?お財布どこだっけ?お金ないから買えないよ」とつれない態度。なるほど、祭り時の子供の面倒くささは日本もポーランドも変わらないのだな、とニヤニヤしてしまいました。

食事スペースはテーブルと椅子が準備され、村人でほぼ満席!

勿論ビールは長蛇の列

とはいえ、村のお祭りなので店の数も数えるほどですが、ポーランドではお馴染みグリルの露店も出ています。メニューは豚肉、ソーセージ、Kaszankaというソバの実などの雑穀と豚の血で作ったソーセージ(私は大好き!)、Bigosとポーランドのお祭りではお馴染みの露店メニューです。どれも5zl(約150円)以下で買えるのは、村のお祭りならではですね。

焼いた端からどんどん売れるグリル

私の大好物Kaszanka

勿論、ポーランドでかかせないケーキも売っています。村のご婦人が作ったのか、ベーカリーが来ていたのか、こちらではお馴染みのリンゴケーキが売られていました。一切れ3zl(約90円)、コーヒーも3zlでどれも安い為ついつい次から次へと買ってしまいます。

りんごが沢山入っている素朴な焼きっぱなしケーキ

また、Kabaretという漫談(スタンダップコメディー)をするグループが来て、終始お祭りを盛り上げていました。ディスコポロというポーランドのダンス歌謡曲(?)的なものを演奏したり、漫談で観客を笑いの渦に包んだり、子供と一緒にゲームをしたり、かなりの大活躍です。また、この地方で使われている独特な方言を使っていたため、それが更に面白おかしくさせているのだとか。ポーランドで理解できないのが残念ですが、ジョークは通訳してもらった瞬間に全く面白くなくなると分かっているため(笑)、笑いについていけないのは諦めています。

ツイスター的なゲームを子供と一緒に楽しむ

面白おかしい扮装で笑いを取ったり
(これは言葉が分からなくても笑えました)

なにより当日目が離せなかったのが、偽物のミッキーマウスとドナルドダックの着ぐるみクオリティの低い偽物臭がたまりません…(笑)。子供たちには大人気で、一緒に手をつないでグルグル歩いたりしていましたが、偽物っぷりが半端ないので、逆にこれはこれでオリジナルなのかもしれない、と思えてくるほど。面白いもの見せていただきました。

もしかしたら初期のミッキーたちはこんな見た目だったのかもしれない…

日本の農業祭というと、収穫物の即売がメインで、みんなで食べたり飲んだり、という雰囲気はあまりないように思っていたのですが、ポーランドの収穫祭はポーランドらしく(?)かなりのんびりで、儲けようとガツガツしていない感じが素朴で楽しめました。

しかしせめて地元のハチミツ販売位はあってもよかったのでは、とやや残念な気持ちがしたのも確かなのですが(笑)。

収穫祭が終わると、いよいよ本格的な秋の到来ですね。これまたポーランドの秋は短いので、あっという間に冬がやってくるのでしょう…心地よい季節が短いためか、その時期を一生懸命楽しもうと思うようになりました。

さて、そろそろキノコ狩りでも行こうかしら?

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