ポーランドの賃貸住宅は高い?安い?

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我が家にはテレビがないため、最新のニュースなどは朝つけるラジオで聞くか、インターネットのポータルサイトで知ることが多いです。
ついこの間は「ポーランドの賃貸住宅の家賃は、対所得に対して他国よりも高い水準にある」という話題が耳に入ってきました(もちろん「私の」耳ではありませんが…)。

「そうだ、そうだ!やっぱり私が思っていたとおりじゃん!」思わず熱く訴えてしまいました(笑)。
私はこの夏に一度引越しを経験しており、その際にあちこちの不動産情報サイトや不動産屋の店頭貼り紙をあれこれと見ていました。調べるうちに感じたのが「ポーランドってべらぼうに家賃が高いのではなかろうか」という事実。
税抜きの平均月収が2000ズウォティ(1ズウォティ=約32円)と言われていますが、私たちが探していた条件(50㎡、2部屋以上、セントラルヒーティング設置済、できれば浴槽付)だと家賃だけで1000ズウォティ以上がざら。ポーランドの場合、更にMedia(共益費のようなもの)として暖房代(セントラルヒーティングを使用しない時期でも一定の金額が毎月引かれます)、水道代、上下水道代、ごみ収集代、共有部分の電気代および清掃代、等々で平均300~500ズウォティも徴収されてしまいます。この共益費は部屋の大きさによって変動するため、狭い部屋ほど安く、広い部屋ほど高くなります。
日本ではよく「家賃の相場は月収の3分の1」などと言われていましたが、一人暮らし時代の私はそれでも高すぎる!と思っていたくらいです。実際は手取りの3割程度の賃貸に住む人が大部分ではないでしょうか。
仮にこの考え方に沿って考えてみても、ポーランドの所得に対する家賃の比率が以下に高水準であるかがわかると思います。実際50㎡規模の部屋に住むのは、カップルか、カップル+小さい子供1人の家族が多いので、共働きしていなかったらとてもじゃないけど生活が成り立ちませんよね。

面白いことに、賃貸は中々に高い賃料であるのに、同じ条件の不動産物件を購入しようとする場合、今度は逆に割安であることが多いそうです。
賃貸に15年住み続け賃料を支払っていた場合の総額と、購入金額とはほぼ同額であるという調査結果も出ているそうです。しかも、ポーランドは経年による不動産価値の低下があまりないため、15年後に購入時とほぼ同額、綺麗にイノベーションして商品価値が上がっていればそれ以上の値段で売れることもざらだとか。
転居の予定がなく、その土地が気に入っているのであれば購入したほうが断然お得なのは間違いありません。ただ、ローンを組むのが難しい若い世代や、金銭的余裕のない人が多いのも事実なので、賃貸が高くても住むしかないんでしょうね。

気になる平均賃貸価格については、この図がわかりやすく説明してくれています。ポーランド国内10都市の平均価格を部屋の大きさ別で統計したものです。
やはりワルシャワはダントツで高いですね。ワルシャワの平均所得は地方都市よりだいぶ高いと聞きますので、それでもなんとかなっているのかもしれません。
私が住む都市は、幸い家賃相場が安いといわれている場所で、もしワルシャワ並みに高かったら生活が成り立っていなかっただろうな…と軽くぞっとしました。

出典:Bankier.pl

 
ちなみに私たちは、散々物件めぐりをし、散々悩んだ挙句、最終的にはTBSと呼ばれる半公共住宅のようなアパートに入居しました。自治体が株主となって運営しているTBSが多くあり、市営住宅とは異なり、ある一定水準の収入があり(高給だと逆に審査で落とされるのだそうです)、不動産を購入するまでの金銭的余裕がない市民を対象とした住宅です。
参加費といわれる、いわゆる保証金(住宅の推定価値の20%~30%に該当)を支払うと、市場よりも半額近く安い家賃で入居することができます。私たちはまだ物件を購入するほどの金銭的余裕もなかったのと、今後別の場所に移るかもしれない可能性もあるため、物件を購入することは時期尚早と判断し賃貸にしました。お陰で月々の支払いを安く済ますことができ、今はとっても満足しています。
このTBS、面白い仕組みだと思いますので、また何かの機会に詳しく紹介できればと考えています。

今回は賃貸を取り上げてみましたが、日本基準で安い安いといわれているポーランドの生活も、現地基準で生活したときには決して安くないんだーーーー!ということを、多少なりともイメージしてもらえれば幸いです。

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