ポーランドに春を告げる鳥「コウノトリ」

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日本に住んでいると、梅が咲き始めると「春が近づいてきたなぁ」と、桜が咲き始めたら「ああ春なんだ!」と、春の訪れを感じていたものです。ポーランドで日本人の桜に該当するような春を感じる風物詩と言ったら、間違いなく「コウノトリ」でしょう。ポーランド語で「Bochan(ボチャン)」と言います。実はこのブログのロゴに使っているのもコウノトリ。初めてポーランドで過ごした夏に見たコウノトリがとても印象的だったのでシンボルとして使っています。使用しているブログテーマはその名も「stork」英語でコウノトリの意味です。(これはたまたま偶然ですが)

そんなポーランドを象徴する鳥のコウノトリについてご紹介したいと思います。

ヨーロッパへ飛来する全コウノトリの1/4がポーランドに戻ってくる

ポーランドへ飛来するコウノトリは夏の終わりの8月頃アフリカへ移動し越冬し、春が来る3月末から4月の初めにポーランドへ戻ってきます。その数は約6万羽(3万カップル)。2004年時点で、ポーランド全土で52,000個のコウノトリの巣が確認されているとのことです。
特にコウノトリを数多く見ることができるのがポーランドとロシア国境にある小さな村「Żywkowo」で、村の人口の4倍以上の数に値する1200羽のコウノトリがこの村に飛来するそうで、「コウノトリの村」として有名なのだとか。(※参照元 #Poland

村の様子を紹介するビデオがありましたので、どれだけ沢山のコウノトリがいるのか是非確認してみてください。これだけ多いと圧巻です。

私の住む街(人口20万人ほど)でも、20分ほど車を走らせて郊外の村に出ればいくつかコウノトリの巣を見ることができますが、ここまで沢山のコウノトリはマズーリ地方に行ったときに目にしたくらいで、そうそう見れるものではありません。コウノトリ一羽見つけただけでも大興奮するのに、これではいつまで経っても興奮が冷めやらず大変でしょうね(笑)。むしろ、見慣れちゃって普通になってしまうのかも?!

コウノトリの訪れを待ちわびるポーランド人

3月になって日本で桜前線情報が話題になるように、ポーランドでもコウノトリ飛来情報が話題になります。ニュースでも初飛来情報が伝えられたり、車でドライブしていても「あ、ここ去年コウノトリが来ていた巣があるけど、今年は来ているかな?」とついつい探してしまうことも。コウノトリ情報専門サイト(!)もあり、ポーランド各地に設置されたカメラでコウノトリの巣を24時間見ることもできます。(誰が見るんだろう、と思っていたら、3月頃になると皆さんソワソワしてインターネットのライブ中継を探したりする模様ですw)

▶コウノトリオンライン Bociany online(ポーランド語)
http://www.bocianyonline.pl/index.html
※英語版もありますが、更新が2014年で止まっている模様です

▶コウノトリオンラン Bociany-online(ポーランド語)
http://bociany-online.pl/

ポーランドにコウノトリが初飛来したと聞くと、ポーランド人は「やっと春が来た!」と感じるのだとか。桜の開花を今か今かと待つ日本人と同じで、なんだか微笑ましいです。ポーランドでは「コウノトリ=春」なんですね。確かにコウノトリを見かけるようになった頃から急に暖かい日が続いたり、クロッカスの花が咲き始めたり、芝生が緑色に変わったりと春らしい変化を始めるような気がします。改めて、自然の力の凄さと神秘さに驚いてしまいますね。

ポーランド人にとっては特別な存在

とにかく、コウノトリを見つけた時のポーランド人の興奮っぷりは中々のもの。都市部でも、郊外へ車を走らせて田舎道を行けばそこそこコウノトリを見ることができますし、目撃頻度はかなり高いほうだと思うので、ポーランド人は見慣れているのではないかと思っていましたが、そこは特別な鳥。コウノトリはいつ見ても何故か嬉しくなって興奮してしまうのだとか。「あ、あそこに巣がある!」「わ!3羽もコウノトリがいるよ!」「あそこ!あそこ!畑の向こうにコウノトリの集団が!!」と、まるで子供に戻ったように大騒ぎ。恐るべしコウノトリパワーです。(そう言う私も一緒になって大騒ぎしていますが…(笑)日本人の私からしたら、このコウノトリの数の多さと発見頻度はあまりにも非日常なのでついつい)

わが街郊外の村(?)に毎年飛来するコウノトリ。今年も無事同じ巣に戻ってきて来てくれました!

特に田舎の人は、今でも「コウノトリは幸せを運ぶ鳥」だと強く信じているようで、巣が破壊されないように保護活動を行ったり、家事の被害にあわないように気を付けたり、何かと気にかけているそうです。最近では越冬先のアフリカで密漁されるコウノトリも多いようで、春になっても主が戻ってこない空のコウノトリの巣を見た我が家のポーランド人は「きっとアフリカで密漁されて戻ってこれなかったんだ。あんなにいい鳥を何故…」と一人悲しんでいます。

まとめ

日本では中々見ることができないコウノトリですが、ポーランドを始めドイツ、ベラルーシ、ウクライナでは数多くのコウノトリが越冬先から戻ってきて生息しているそうです。何かの縁でポーランドの田舎へ行くことがあったら、是非電柱の上を注意してみてみてください。アフリカから戻ってきたコウノトリのつがいが仲良く巣にいるのを目にすることができるかもしれませんよ?!

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