2018/2019シーズンスキージャンプ カミル・ストッフだけじゃない! ポーランドの注目選手を紹介!

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当ブログでもしつこいように(笑)紹介しているスキージャンプ。ウインタースポーツの中でもポーランドで一番人気があるといっても過言ではないくらい、毎週末行われているワールドカップ中継を多くの人が見ています。サテライト放送局のみならず、地上波でもトレーニングの時間から生放送をしていることからも、その人気の程がたやすく想像できるのではないでしょうか。

また、頻繁にスキージャンプ中継を見ている方(日本では難しいかも…?!)は分かるかと思いますが、ワールドカップ会場に集まる世界中(ヨーロッパ中?)のファンの多くがポーランドのファン。勿論開催国のファンが一番多いのですが、平均的にどの会場を見てもポーランド人のファン集団はいつでも容易に見つけることができます。それくらい沢山のファンが応援に詰め掛けています。

スキージャンプワールドカップの開催国が、ポーランド人移民や出稼ぎの人が多い国であることが一番の理由ではあるかと思いますが、それを抜きにしても本当に沢山のポーランド人ファンで埋め尽くされているのがスキージャンプ会場。

スキージャンプがあまりポピュラーではない国・イタリアで先日開催されたスキージャンプワールドカップの会場でも、地元ファンがあまりいないのにも関わらず、イタリアまで遠征してきた(?)ポーランド人ファンのおかけで一応の盛り上がりを維持できた、とテレビ実況中継でも笑っていたほどです。

出典:sport.interia.pl
Photo : /Michał Łepecki /

名前のようなものが書かれたポーランド国旗を手に持ち、ナショナルカラーの赤と白を彩ったニットキャップやマフラーでばっちり服装を揃えている熱狂的なポーランド人ファンの皆様。この国旗に書かれている名前、スキージャンプワールドカップを見始めた当初は「選手の名前?」と思っていたのですが、実はこれは「街の名前」。来場しているファンの人が、自分たちの街の名前を国旗に書き込んで「ここから来たよーーー!」とアピールしているのだそう。選手の出身地でもなく、ファンの出身地(笑)。中々不思議な文化です。

スキージャンプに熱い国ポーランドでその人気をけん引しているのが、世界トップレベルのポーランド人ジャンパーたち。今回は2018/2019シーズンにワールドカップで活躍しているポーランド代表スキージャンパーたちをご紹介します。

とはいえ、私はポーランドに来てからどっぷりスキージャンプにハマりだしたにわかファン。浅~い情報だけになるかもしれませんが、どんな選手がいるのか、皆さんに知ってもらえればと思います。

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ポーランドの国民的スター カミル・ストッフ(Kamil Stoch)

出典:Kamil Stoch facebook

ポーランド人なら知らない人はいないはず(?!)、国民的スタージャンパーのカミル・ストッフ(Kamil Stoch)。

過去2回オリンピック金メダルに輝き、ワールドカップよりも伝統のあるFour Hills Tournament(スキージャンプ週間)を2連覇、そして昨年は史上二人目のグランドスラム(完全優勝)を果たすなど、30歳を過ぎた今も世界のトップレベルで活躍中のカミル・ストッフ。

スキージャンプワールドカップの会場にもなっているザコパネ(Zakopane)で生まれ、そこから5kmほど離れた小さな村Ząbで育ったカミル・ストッフ。

そんなZąbの風景を「カミル・ストッフの街」として紹介しているyoutube動画がありました。典型的なポーランドの山岳地帯の風景ですね。夏は山登りに、冬はウインタースポーツと、1年を通して人気のあるポーランド有数の山岳リゾート地でもあります。日本でいうところの北海道下川町のような、ポーランド国内でもスキージャンプが盛んな場所として有名なところ、といえばイメージしやすいかも?

かつてポーランドスキージャンプ界をけん引し、国民的スターの座を欲しいままにしていた超有名スキージャンパー、アダム・マウィシュ(Adam Malysz)と肩を並べている、いや、それ以上になるかもと言われている選手です。(ちなみに、アダム・マウィシュ人気はポーランド内では絶対不動のようで、同時代に彼ほどの活躍をしたポーランド人スキージャンプ選手がいなかったこともあり、スキージャンプ=アダム・ウィシュというイメージがポーランド人にはあるそう)

そんな彼は12歳の時にテレビの取材を受けており、その時点から「夢はオリンピックでメダルを取ること」と言っています。12歳の幼い子供ながら、話し方はとてもしっかりしており、いつもインタビューにきちんと受け答えをしてくれる彼らしい片鱗も見ることができますね。子供の頃から目標がある子はしっかりとした子になるんでしょうかね。自分が同じくらいだったころを考えても、カメラの前でこんなに堂々と話ができるだろうか、と思うほど。(普通?)

2014年と2017年には、ポーランドの「今年のスポーツ選手」(年間を通して一人のスポーツ選手のみが選出される、ポーランドスポーツ界の最高栄誉。過去アダム・マウィシュは4回受賞)にも選ばれており、まさに全てのスポーツ競技の選手の中でもポーランド国内一流の存在だと言えます。あの、サッカーポーランド代表選手のレバンドフスキ選手ですら1度しか受賞したことがない賞です!

個人2種目金メダルを制覇したソチオリンピックでは、競技の時間に多くのポーランド人が中継を見るために仕事を早退したり、仕事もそっちのけでテレビ中継に夢中になり、暫くの間人々の話題はカミル・ストッフの事ばかりだったというくらい、当時のフィーバー振りは相当だった模様。アダム・マウィシュが作り上げたスキージャンプ人気を、次世代のカミル・ストッフが引き継いで、今のポーランド人のスキージャンプ好きが確立されたのかもしれません。

今期は小林陵侑選手の覚醒で優勝こそありませんが、コンスタントに表彰台に乗っており、それ以外でも殆どの大会で10位以内と、さすがベテランの安定を見せてくれています。カミル・ストッフ選手がジャンプする時には安心して見ていられる、彼は何時も大丈夫、といった安心感がある存在です。

先日行われたワールドカップ札幌大会では、会場となった大倉山スキージャンプ台の最長到達点記録を更新し、148.5mという大ジャンプを見せた彼。着地後には思わず胸に手を当てて安堵した様子を見せていましたが、本人も着地ギリギリまで「どうなってしまうんだろう?」とドキドキしていたのかもしれません。残念ながら、2回とも安定したジャンプを見せたオーストリアのステファン・クラフト選手に及ばず、最終結果は2位でしたが、本人の会心の笑みも見れ、良い大会だったのではないでしょうか?!

現在31歳と、選手全体の中ではベテランのお兄さんになってきていますが、スキージャンプ選手は葛西紀明選手やスイスのシモン・アマン選手のように選手生命が長い選手も沢山いますので、これから先も長く活躍して欲しい選手の一人です。

ひょうきんなキャラクターが人気 ピオトル・ジィワ(Piotr ŻyLa)

昨年までは目立った個人成績がなく、チームの中でも同世代のカミル・ストッフの陰に隠れたような存在であった彼ですが、2018/2019シーズンは開始当初から絶好調!優勝こそありませんが、ほぼ毎週末表彰台に上る大活躍をし、現時点での年間成績も本人の中でも過去最高位のTOP5内をキープしており、まるで別人のように大活躍しています。これまではあまり目立った成績を残せていなかっただけに、余計「ピオトル・ジィワに何が?」と、我が家では若干ざわつきました(笑)。日本チームで小林陵侑選手が覚醒した、と言われていますが、ポーランド選手の中では間違いなくピオトル・ジィワ選手が今年覚醒した選手と言えるでしょう。(下世話な推測ですが、多分家庭のゴタゴタが解決して私生活が安定し、競技に集中でき始めたのかな?と勝手に考えています)

そんな彼ですが、ポーランド国内では、なによりそのひょうきんなキャラクターで有名。ジャンプ終了後にもニコニコ笑いながら投げキッスをカメラに投げたり、試合後のインタビューではあの独特の笑い声を交えた楽しい(?)受け答えをしており、それがポーランド人には人気なのだとか。

youtubeには彼の面白インタビューやトークショーをまとめた、まとめ動画が作られているほどです(笑)。
どんな話をしているのか通訳してもらうため、我が家のポーランド人に見てもらいましたが、相当面白いらしく「ちょっともう一度今の見せて!もうちょっと戻って!」と、何度も見る始末。こんな時はポーランド語が分からないことがもどかしくなります…(だったら勉強しろって話ですが…)
ポーランド人お得意の、結構きわどい冗談を交えて楽しくお話ししているようです。(詳細は控えますw)

今シーズンではあまりそのひょうきんさがカメラに写っておらず、ジャンプ終了後の表情も投げキッスなしの真面目な感じ。どうしちゃったのでしょうか。若干寂しい感じも否めないこの頃です…(笑)。いや、選手は結果を残してなんぼなのですが!

残念ながら、年末のスキージャンプ週間からはあまり良い結果を残せておらず、疲れが出始めているのかもしれません。それでも、着実にポイントは稼いでおりTOP5圏内をキープ。昨年末の時点ではカミル・ストッフより上位にいたほどです!
シーズン開始当初の調子を戻してもらい、是非最高の順位でシーズン終了を迎えてほしいと思います。

今シーズン待望の初優勝! ダビッド・クバツキ(Dawid Kubacki)

出典:narodowcy.net

ジャンプをする前に十字を切ってお祈りする姿でおなじみ(?)のクバツキ選手。今シーズン、イタリア プレダッゾ(predazzo)で開催されたワールドカップで待望の初優勝を飾りました!昨シーズンより表彰台には何度も登っており、初優勝だというのが意外と思った人も多いのでは?!
昨シーズン年間成績の初のTOP10入りを果たし、今シーズンは2019年1月26日時点で表彰台に4回と好調を維持しています。そして、2019年1月に行われた地元ザコパネ(zakopane)での団体競技では、なんと長年チームの大黒柱だったカミル・ストッフに変わり、最終ジャンパーに選ばれました!!これで名実ともにポーランドチームの中でもトップ選手として認識されたと言えるでしょう。

これまではどうしても大スターカミル・ストッフの陰に隠れてしまい、あまり注目されることはなかった印象ですが、今シーズンではPiotr Żyła選手と共に成績をぐっっと上げ、ポーランドのTOP3としてチーム全体をけん引する中心メンバーの一人に。

Four Hills Tournament(スキージャンプ週間)後のインタビュー(すみません、正確にはどの大会後だったか記憶があいまいです)では、「自分の課題点がはっきりと分かったし、課題があるという事はまだ伸びしろがあるという事なので、今後どうすればいいか分かった点はいいことだ」と答え、冷静に自己分析をして前向きな姿勢を見せてくれました。その言葉通り、年明けに行われたイタリア大会では見事初優勝!!おめでとうございます!
現時点(2019年1月27日)では総合ランキング第5位と大健闘してます。残りの試合も楽しみな選手です。

ポーランドを担う次世代ジャンパー ヤクブ・ボルネ(Jakub Wolny)

現在ワールドカップに参戦してるポーランド人選手の中でも23歳と一番若い選手です。現在世界のトップで活躍しているポーランド選手のほとんどが20代後半から30台戦半といった中で、まさに次世代の選手。彼もクバツキ選手のようにジャンプ前に十字を切ってお祈りしていますね。

現時点での個人成績は、カミル・ストッフ、ピオトル・ジィワ、ダビッド・クバツキに次ぎ4番手なのですが、まだ若く実績が少ないからか、団体競技のチームメンバーには中々選出されません。2014年に転倒による前十字靱帯負傷により、2014/2015シーズンは休養し、1年以上かけて公式戦に復帰した過去もあり、本来はもうちょっと早い時期にAチームに選出されていたはずなだけに残念です。

今シーズンは不調 マチェイ・コット(Maciej Kot)

facbook instagram 公式サイト

お父さんは元ポーランドスキージャンプチームの理学療法士、お兄さんのJakub Kotも元スキージャンプ選手(現:ポーランド国営放送局TVP SPORTのスキージャンプ解説者、AZS Zakopaneチームコーチ)という、スキージャンプ家系に生まれ育ちます。
16歳にワールドカップ初参戦してから、まだ27歳という若さでありながら、実に10年以上もポーランドのトップ選手であり続けている選手です。
2016/2017シーズンにはワールドカップ2回優勝と好調でしたが、2017/2016シーズンから成績が低迷。中々かつてのような調子の良さを取り戻せてはいない模様。2018/2019シーズンも不調に苦しんでおり、テレビの中継でも「彼は自分自身の精神的な問題の解決方法をまだ見いだせないままにいるようだ」と言われていました。

彼の苗字である「コット」とはポーランド語で「猫」を意味します。そんな彼の競技用ヘルメットには、名前を模した猫のイラストが(笑)。選手によってはこだわりのデザインのヘルメットを使用している人もいるので、各選手のこだわりを見るのも楽しいです。

出典:https://sport.tvn24.pl/sporty-zimowe,130/maciej-kot-zaprezentowal-kask-na-mistrzostwa-swiata-w-lahti,717562.html

まだまだ若い選手ですので、精神的にも成長して、またポーランドチームを引っ張る存在に戻ってほしいと願っています!

ポーランドスキージャンプ黄金世代の一人 ステファン・フラ(Stefan Hula)

出典:przegladsportowy.pl

カミル・ストッフやピオトル・ジィワとほぼ同世代、長年これら二人の選手とポーランドチームのTOPを担っている選手の一人です。スキーリゾートで有名なポーランド南部シロンスク県出身、お父さんは元スキー複合ポーランド代表選手という、彼もまたスキー家系に生まれています。

先にご紹介している選手に比べ、個人としての目立った成績があまりないため、どうしてもスター選手の陰に隠れてしまいがちなイメージですが、着実に実力をつけ、2017/2018シーズンには本人最高位の13位でシーズンを終了。2018/2019シーズンも結果に波があるものの、着実にポイントを稼いでいます。
彼にも是非一度はポディウム(表彰台)に登ってほしいですね!

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