ゴッホの最期を描いたアニメ、ポーランド映画「Twóy Vincent」

オランダ出身の画家、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの最期にまつわる謎について描いたアニメーション映画「Twój Vincent(邦題:ゴッホ~最期の手紙~)」を見てきました。
ポーランド、イギリスによる共同制作である本作は、最初に俳優たちが演じる実写映画として撮影された後、その動きに合わせた油絵を用いアニメーションとして蘇らせた意欲作です。

これら油絵は、世界15カ国から集まった125名のアーティストにより製作されており、日本人アーティスト(古賀陽子さん)も参加しています。1秒のアニメーションにつき12枚の油絵を用い、ゴッホのタッチを忠実に再現した62,450枚もの油絵によって映画が製作されたとか。実際にゴッホの絵画の世界に身を置きながら、彼の最期の人生を追うのはとても不思議な体験です。アニメーションを見ているというより、一つの大きなアート作品を見ているような壮大さを感じました。実際、製作にも8年もの年月をかけたというのですから、その年月の重みは作品に投影されています。

この作品はポーランド、イギリスの共同制作ですが、監督や撮影監督はポーランド出身。また多くのアーティストもポーランドから参加しており、ポーランド国内でも注目を集めている作品です。パートナーの知人もアーティストの一人として参加していると知り、より興味も湧いていました。私がこの映画を知ったのは日本公開情報を見てからですが、ポーランドでは10月に公開されたにもかかわらず引き続き人気があるようで、私が見に行った映画館では延長上映を決めて公開していました。

実は当初ポーランド映画であることを知らず、てっきり音声は英語だと思い込んでいた私。ゴッホはそもそもオランダ人ですし、初めに見ていた予告編の動画は英語音声だったので、よもやポーランド作品だとは考えもせず(笑)。残念ながら作品自体はポーランド語の吹き替えになっていたためストーリーを追うのが大変でしたが(というか、ほとんど理解できませんでした)、絵画を見ているような映像を目で追うだけでも飽きず、最後まで引き込まれながら作品の世界を楽しむことが出来ました。

日本では吹替えに山田孝之さんやイッセー尾形さんを起用しているとのことで、個性派の二人による吹替えがどうなっているのか気になります。
ストーリーはミステリー作品のようになっているので、映像を楽しむことに集中したい方は吹替え版で見たほうが世界に浸りやすいと思いますのでお勧めです。

日本では公開されたばかりですが、お住まいの地域で上映されているようでしたら是非足を運んでみてください。

上映情報はこちらから。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です